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【アマビエブックス #26】オーギュスタン・フリシュ『叙任権闘争』

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穂崎萬大。こすぎナイトキャンパス企画運営担当。本の燕居堂店主。

【書名】『叙任権闘争』
【著者】オーギュスタン・フリシュ / 野口 洋二 訳
【刊行年】2020年

以前不合格となったレポの修正をサルベージ。

科目は「ヨーロッパ中世政治思想」。長いタイトルだし、中身も正直とっつきにくい。レポートは手書きで作成提出しなければならない。
ま、面倒くさい科目といわれても仕方ないかもしんない。

ヨーロッパ中世政治思想を彩ったのは、ローマ皇帝が持つ「皇帝権(帝権)」と、ローマ=カトリック教会の教皇が持つ「教皇権」との共存と対立の構図でした。
葛藤と対立があるところに、ドラマあり。

最初は仲が良かった両者(両権力)でしたが、やがて教皇権すなわちローマ=カトリック教会が皇帝の権力をマウンティングしていきます。

これを示す事件が、1077年「カノッサの屈辱」ですね。
神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世と教皇グレゴリウス7世との「叙任権闘争」(聖職者の任命権は皇帝か教皇のどちらにあるかという権力闘争)において、皇帝が〈破門〉されたことで皇帝の敗北が決定。ハインリヒ4世くんは、カノッサ城で、トスカーナの女伯マティルデにとりなしてもらい、教皇に泣いて(かどうかは知らないですけれど)詫びを入れたんですね。

今回のレポ作成で、この「カノッサの屈辱」という単語を久しぶりに見て懐かしく思いました。
ぼくら世代にとって「カノッサの屈辱」といえば、フジテレビの深夜番組なんですが、

現代日本の消費文化史を歴史上の出来事に(しばしばやや強引に)なぞらえて解釈し、あたかも教育番組の様な体裁を取って紹介(講義)する(Wikipedia)

というそのスタイルがなかなか面白かったですね。ま、番組内容とタイトルとはあまり関係なかったみたいですが。

そんなことを思い出しながら、せっせとレポ作成に勤しんでいます。
レポの文字数は膨らんで、Wordで下書きしているんですが、5000文字くらいにはなりそうです(後記:結果として6400文字となりました)。

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