【アマビエブックス #34】森井ユカ『月イチ台北どローカル日記』

【書名】『月イチ台北どローカル日記』(集英社)
【著者】森井ユカ
【刊行年】2020年
立体造形家で雑貨コレクターの著者は、もともと麻布十番に事務所兼自宅を持っていたが、生来の引越癖から15年以上経とうとしていたある日、引越することを思いついてしまう。
いっそ飛行機に乗って毎月半々で海外の仕事場に通うのはどうだろう。
台湾(台北)に引っ越すことを思いついた瞬間に、いてもたってもいられなくなって、遂にはほんとうに台北に引っ越してしまう。
というのがすでに冒頭に起こって、あとは台北暮らしを漫喫している日常が描かれる。写真もぞんざいでなく素適です。
意外に面倒なゴミ出し事情、大家とのつきあい方はどうしたらいいのか。台北滞在中、食べないと落ち着かないものとして「四神湯(薬膳スープ)」「番茄牛肉麺(トマト牛肉麺)」「蛋黄芋餅(タロイモ団子)」。さて、このコロナ禍では、著者はどう生活したのだろう。つづきを読みたくなってくる。